競馬予想

位置取り・展開

競馬を予想するうえで、必ず聞かれるのが「展開」です。新聞でもテレビでも、レース前に展開を予測する予想家は多いです。
展開は、出走各馬の脚質から予想します。いわゆる、「逃げ」「先行」「差し」「追い込み」と呼ばれるやつです。

「逃げ」とは、スタート直後に先頭に立ち、最後の直線に入るまで先頭を譲らない脚質のことをいいます。
逃げ馬にはスタートダッシュが必要になります。いわゆる「テンが速い」馬のことです。

「先行」は道中を2番手から、だいたい5番手ぐらいまでで走り、最後の直線で逃げ馬をかわしてゴールを目指す脚質です。

「差し」は、前半のペースを落として「先行」馬の後ろからレースを進め、最後の直線で一気にスピードを上げて前の馬たちをかわしていく脚質です。
「脚が切れる」といわれるのが、このタイプです。

「追い込み」は、さらに後方からレースを進め、最後の直線にすべてを賭けて他馬をごぼう抜きする脚質です。
アナウンサーが「他の馬が止まって見えます」なんて実況しているのを聞いたことがあるかもしれませんが、それがこのタイプです。

ほかにも、「好位」とか「自在」などという脚質もあります。
「好位」は、レースのペースによって、「先行」と「差し」のポジションを使い分けることができる脚質です。

「自在」は「逃げ」から「追い込み」までこなす万能タイプのことで、まさに自由自在に走れます。

これらの脚質を考慮に入れて、出走各馬がどのポジションでレースを進め、レース自体がどのくらいのペースになるかを予測します。
一般的には、「逃げ」「先行」馬が多いとハイペース、少なければスローペースといわれ、その中間をミドルペースといわれます。

また一般的には、ハイペースでは「差し」「追い込み」が有利で、スローペースでは「逃げ」「先行」が有利といわれますが、一概にそうとはいえません。
展開における一般論は、これも予想家たちがよく使います。
「このレースはハイペース必至だから、後方の馬に有利」などと予想しています。
ですが、これは間違いです。

この一般論で予想するより、こちらのセオリーを覚えておいたほうがいいでしょう。
短距離戦なら「逃げ」「先行」、中・長距離線なら「差し」「追い込み」

これも一概にそうとはいえませんが、前記の一般論よりはるかにマシです。
とくに短距離戦では、かなりのハイペースでも前が残ります。

また、直線の長い東京競馬場や新潟競馬場では、「差し」「追い込み」が有利になるともいわれますが、それも間違いです。

厳密にいえば、短距離戦に限りますが、「東京競馬場や新潟競馬場では差し馬、追い込み馬が勝てるかもしれない」という感じで、 ようするに他の競馬場の短距離戦で「差し」「追い込み」の出番がないから、東京競馬場や新潟競馬場での印象が強いだけです。

実際は、東京競馬場であっても新潟競馬場であっても、短距離戦はやっぱり「逃げ」「先行」脚質の馬のほうが圧倒的に有利です。

ここまで書いておいてなんですが、現実のところ展開を予測するのは至難の業です。
馬に乗っている騎手でさえ「ゲートを出てみないとわからない」といい、だからこそレース前に何百通りものパターンを想定し、臨機応変な対応ができるようにしているといいます。

ただし、出走馬のメンツによっては簡単に展開を予測できる場合もあるので、まったく無視するわけにもいかないところが、なんとも悩ましいのです。

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