競馬予想

血統

競馬はブラッドスポーツといわれるほど、血統は重要視されます。
ですが、ブラッドスポーツであるのは、あくまでも生産者の立場での物言いです。

サラブレッドは、完全な経済動物ですから、生産者は誰でも稼げる馬を作りだすことに躍起になります。
しかし、だからといって良血馬ばかり走るわけではないのが、競馬の難しいところです。

毎年のように、億単位で取引されるサラブレッドが数頭いますが、そのすべてがG1レースを勝つわけではないし、なかには未勝利で引退する馬だっています。
逆に、血統的には安く見られていた馬が、いざ走らせてみたら強かったという例は枚挙にいとまがありません。

だからこそ、血統はとても奥が深く、シロウトがおいそれと手を出せる代物ではありません。
それでは、馬券予想の際に血統は無視していいのかというと、そんなこともありません。

血統によっては顕著な特徴を示すこともありますので、それくらいは覚えておいて損はありません。
むしろ、知らないより知っている方がアドバンテージとなることもあります。

ただ、血統に偏りすぎると馬券予想は難しくなってしまいますので、顕著な特徴を最優先事項とし、その他のものに関しては参考程度にとどめておくのがいいでしょう。

また、血統というのはデータ化するのが難しいのです。

同じ種牡馬であっても、年を経れば傾向は変わってきますし、そもそも母数が少ないので、傾向もころころ変わってしまいます。
「ディープインパクト産駒の牝馬は2200mを超えると走らない」といわれていた時期がありました。

ところが、2012年に現れたジェンティルドンナがオークスを勝ち、同じ年の秋にはジャパンカップまで制してしまいました。
さらに、そのジャパンカップの2着は、同じディープインパクト産駒のヴィルシーナでした。

この2頭の活躍によって、「ディープインパクト産駒の牝馬は2200mを超えると走らない」という格言は一蹴されました。
それに、血統は種牡馬だけではなく、母方の血統も注視しなければなりません。

たしかに、種牡馬のほうが顕著な特徴を出しやすい(産駒が多いから当然です)のですが、母方を分析しないのは片手落ちといわざるを得ません。
ですが、正直なところ、そこまで掘り下げるのは現実的ではありません。

なので、血統に偏りすぎるのではなく、馬券予想のひとつのファクターとして押さえておく程度にしておくのがよいでしょう。
それでは、いちおう血統から見えてくる顕著な特徴の一例を挙げておきますので、参考にしてください。

ウォーエンブレム → ウォーエンブレム自体が牝馬に関心を示さないという、種牡馬としては致命的な欠陥をもっているため、 産駒自体が少なく傾向を掴みづらいのですが、ウォーエンブレム産駒の顕著な特徴は、ダート1800mで走るということです。
そもそもダートは得意にしており、芝で連敗→ダートで一変という産駒も多いです。
ただ、これは顕著な特徴とはいえません。
やはり、「ダート1800mで一変する」がウォーエンブレムの特徴といえるでしょう。

フジキセキ → フジキセキは、2000mまではこなせるものの、短距離〜マイルまでがベターな場合が多いです。
とくに、フジキセキ自信が年をとってから、この傾向は顕著になりつつあります。
とくに、芝1400mでの好成績が目立ちます。
ただ、フジキセキもそろそろラストクロップの時期が近づいており、こうした傾向が使えるのも時間の問題となってしまいました。

ネオユニヴァース → ネオユニヴァース産駒の多くは、気性難に悩まされることが多くて、出世と凡走が常に表裏一体です。
ですので、血統からネオユニヴァースを予想する際には、2歳馬や春の3歳馬、ようするにクラシックでは使いづらいという面があります。
ただ、古馬になって気性が安定、もしくは気性の問題があるなしがわかってからは、非常にわかりやすい種牡馬ともいえます。

ネオユニヴァースの特徴は、中山芝1800mなどの小回りのタフなコースに強いということです。
これだけ覚えておくだけでも、意外な穴馬を発見できたりします。

このほかにも、タイムが出やすい高速馬場に適した血統というものがあります。
それが、ノーザンテーストを血統に含んだ種牡馬です。
現在の潮流で代表種牡馬を挙げると、ダイワメジャーやデュランダルになります。
ただ、これは顕著な特徴とまでは言い難いですので、参考程度にとどめておいてください。

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